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サステナビリティへの取組

神鉄グループは、『「安心」・「安全」・「快適」をお届けすることで、お客様の豊かな暮らしを実現し、地域社会に貢献します。』の経営理念のもと、従来より、サステナビリティ(ESG や SDGs 等)について積極的な取組を行っています。

サステナビリティ基本方針

神鉄グループは、経営理念・経営方針の実践や多様な人々との連携・共創を通じて新たな価値を創出し、
グループの持続的な成⾧を図るとともに、社会課題の解決や持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。

基本方針の位置づけ

基本方針は、経営理念や経営方針をサステナビリティの視点で捉えなおしたものであり、これらとともに、

神鉄グループが事業活動を通じて目指す目標・ゴールに位置づけられます。

*2030年度時点における“あるべき企業像”を示したものが「神鉄グループみらいビジョン2030」であり、その実現に向けた具体的な実行計画を推進するための前半4か年における経営計画が、「中期経営計画 2026」となります。

ガバナンス【サステナビリティ推進体制】

神鉄グループでは、サステナビリティへの取組をグループ一体で推進するため、神戸電鉄社⾧を議⾧とし、同社の執行役員・監査等委員(常勤)とグループ各社社⾧により構成される「サステナビリティ推進委員会」を2021年12月より設置しています。
サステナビリティ推進委員会は、神戸電鉄取締役会の監督のもと、同じ委員で構成される「リスク管理委員会」そして「健康経営推進委員会」とも連携を図りながら、原則として年2回開催し、サステナビリティへの取組を統合的にモニタリング・協議・決定しています。なかでも、後述する重点目標とKPIについては、取締役会の監督の下、その達成に向けたPDCAサイクルを回し、各事業のアクションプランに反映させることで、サステナビリティ経営を推進しています。

  • 各組織の役割
組織名構成員サステナビリティへの取組における役割
取締役会議長:代表取締役会長
 
取締役
(オブザーバー)執行役員
・サステナビリティ推進委員会で審議したサステナビリティ関連の課題と対応について、取締役会規則等に則り、報告を受ける(同規則の決議事項に該当する場合は審議・決議を行う)ことを通じて、サステナビリティへの取組に対する監督機能を担う。

【サステナビリティ関連の主な議題】
・サステナビリティ経営に向けた体制の整備内容や基本方針・戦略等の承認
・気候関連問題への開示対応の確認
・サステナビリティに関する重点目標・KPIの決定と達成・進捗状況の監督(健康経営の取組状況の監督を含む)
サステナビリティ推進委員会委員長:神戸電鉄社長
委員:
神戸電鉄執行役員・監査等委員(常勤)、グループ各社社長
・サステナビリティへの取組における基本方針や戦略に関する事項、重要課題と取組目標の決定を行う。
・サステナビリティへの取組における取組の実施計画、推進体制の審議・決定を行う。
・中期経営計画におけるサステナビリティ関連のアクションプランの確認を行う。
・サステナビリティへの取組に関する情報の発信を行う。

【サステナビリティ関連の主な議題】
・サステナビリティに関する重点目標・KPIの達成・進捗状況の確認・評価・改善策の決定と取締役会への報告。
・「気候関連問題への対応」の決定。
リスク管理委員会委員長:神戸電鉄社長
委員:
神戸電鉄執行役員・監査等委員(常勤)、グループ各社社長
 
*サステナビリティ推進委員会と同一構成員
・気候変動を含む事業活動を阻害する事象及び事業活動の持続性を損なう可能性のある事象や外部環境の変化を適切に把握し、リスクの具現化を防止する対応策を議論する。
・対応策の進捗状況の管理と評価を通じて、リスクを適切に管理する機能を担う。

【サステナビリティ関連の主な議題】
・サステナビリティに関する課題の内、重点目標・KPIの対象とはしていないものの重要な事項(例:人権の尊重)についての現状把握と方針・施策の審議・決定。
健康経営推進委員会委員長:神戸電鉄社長
(健康経営推進責任者)
委員:
神戸電鉄の各事業本部長、
経営企画部・人事総務部の各担当執行役員、
労働組合執行委員長の推薦した者、
神戸電鉄健康保険組合理事長の推薦した者
・健康経営理念(健康宣言)・健康経営の推進体制の決定や、従業員の健康課題の分析および対応施策の立案を担う。
・健康経営に関する従業員への情報発信も担う。

戦略【サステナビリティ重要テーマ(マテリアリティ)】

当社グループでは、社会とともに持続的に存続・発展していく上での重要テーマをマテリアリティとして、下表のとおり整理し、その取組方針を定めています。

重要テーマと取組方針、ESG/SDGs との関係

重要テーマ(マテリアリティ)取組方針ESG/SDGs との関係
① 安心・安全・快適の追求神鉄グループは、安全で利用しやすく、災害にも強い公共交通サービスの実現を目指すとともに、誰もが安心して利用できる、お客様に寄り添ったサービスの提供に努めます。3 すべての人に健康と福祉を4 質の高い教育をみんなに6 安全な水とトイレを世界中に8 働きがいも経済成長も9 産業と技術革新の基盤をつくろう11 住み続けられるまちづくりを12 つくる責任つかう責任13 気候変動に具体的な対策を
② 地域社会への貢献神鉄グループは、お客様の暮らしや地域の社会・経済活動を支えるエッセンシャルサービスの提供、次世代の育成や健康の増進に係る取組、多様な人々との連携・共創等を通じてまちづくりに参画するとともに、新たな価値を提供し、お客様の豊かな暮らしや持続可能な社会の実現に貢献します。3 すべての人に健康と福祉を4 質の高い教育をみんなに8 働きがいも経済成長も9 産業と技術革新の基盤をつくろう11 住み続けられるまちづくりを12 つくる責任つかう責任13 気候変動に具体的な対策を17 パートナーシップで目標を達成しよう
③ 従業員との協働・共創神鉄グループは、多様な価値観や個性を尊重するとともに、能力を最大限発揮できる環境を整え、それを強みとし、従業員が働きがいを感じながら会社とともに成長していける、風通しの良い組織風土作りに努めます。3 すべての人に健康と福祉を4 質の高い教育をみんなに5 ジェンダー平等を実現しよう8 働きがいも経済成長も10 人や国の不平等をなくそう
④ 地球環境の保護・保全神鉄グループは、沿線自治体や行政機関とも連携し、環境にやさしい公共交通の利用促進を図るとともに、脱炭素社会、循環型社会、自然共生社会等の実現をはじめとした地球環境の保護・保全に積極的に取り組みます。6 安全な水とトイレを世界中に7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに9 産業と技術革新の基盤をつくろう11 住み続けられるまちづくりを12 つくる責任つかう責任13 気候変動に具体的な対策を15 陸の豊かさも守ろう
⑤ 経営の透明性・公平性の確立神鉄グループは、ガバナンスの充実やリスクマネジメントの強化、分かりやすい情報開示等を通じて経営の透明性・公平性を確立します。16 平和と公正をすべての人に17 パートナーシップで目標を達成しよう
⑥ 誠実で公正な行動と
 コンプライアンスの徹底
神鉄グループは、一人ひとりが誠実に、責任を持って行動するとともに、法令を遵守し、社会的責任を果たします。16 平等と公正をすべての人に

マテリアリティの特定プロセス

  1. 神鉄グループの取組について、SDGs の17目標169ターゲットとの関連付けを実施
  2. 価値協創ガイダンス(経済産業省)や SASB スタンダード(サステナビリティ会計基準審議会)、国際統合報告フレームワーク(国際統合報告評議会)、GRI スタンダード(グローバル・レポーティング・イニシアティブ)等の ESG 情報開示に係る枠組の中から、ダブルマテリアリティ(「環境や社会が企業に与える影響」や「企業が環境や社会に与える影響」の重要性)の観点で、当社グループにおいて取組が必要と考えられる項目を抽出し重要度や優先度を判断
  3. 先行他社の開示例等も参考にしながら、①および②を、経営理念・経営方針や行動規範とも整合のとれた、神鉄グループの一人ひとりが意識すべき言葉にして基本方針や重要テーマに集約・体系化
  4. ステークホルダー(お客様・株主様・従業員・お取引先・地域等)や有識者からの期待・要請なども踏まえ、サステナビリティ推進委員会や取締役会で議論し特定

リスク管理

当社グループでは、上述のサステナビリティ推進委員会において、リスク管理委員会とも連携しながら、サステナビリティ課題のリスクと機会について議論を行っています。特に気候関連問題に関連するリスク管理については、脱炭素社会の実現と鉄道施設の強靭化をKPIの項目に設定することで、損失の発生の回避に努めるとともに、影響を最小限に抑えることとしています。

指標と目標(重点目標・KPI)

サステナビリティに関する重要テーマ(マテリアリティ)に対応した「重点的な取組」と「目標・KPI」を下表のとおり定めており、サステナビリティ推進委員会でモニタリングし、PDCAサイクルを回しています。

重点的な取組目標・KPI
安全輸送の確保鉄道事業における有責事故 ゼロの継続
バス・タクシー事業における死亡事故 ゼロの継続
鉄道施設の強靭化自然災害への対応力 継続的な強化 ※1
駅を中心としたまちづくりの推進地域における鉄道の交通分担率 増加に転換 ※2
賃貸物件の魅力度向上 継続的な更新
新しい価値の提供共創を起点とした関係人口の創出 共創案件や観光客数の継続的な増加 ※3
事業領域の拡大 不動産事業エリアの拡大新規事業の創出
脱炭素社会の実現神鉄グループにおける CO₂排出量(スコープ 1・2)2013年度比△46%(2030年度) ※4
従業員エンゲージメントの向上エンゲージメント調査スコア 継続的な向上 ※5
  1. 防災工事を着実に推進するとともに、災害監視や対応能力の強化に継続して取り組んでいます。
  2. 10年ごとに実施される近畿圏パーソントリップ調査において、代表交通手段を鉄道とされる沿線の方の割合が増加に転じることを目指し、沿線自治体と連携して様々な取組を行っています。
  3. 神鉄グループは、「神鉄グループみらいビジョン2030」において『暮らしに彩を添える地域の共創プラットフォーム』になることを掲げており、暮
    らしに彩を添える時間(トキ)やモノ、サービスの共創プラットフォームとして確固たる地位を築き、地域の持続的な価値向上に貢献するととも
    に、社会・経済活動を支える存在となることを目指しています。
  4. 神鉄グループ全体で、政府が掲げる温室効果ガスの削減目標(2021年10月22日決定)の達成を目指しています(算定の根拠等は『気候関
    問題への対応について』をご参照ください)。
  5. 従業員エンゲージメント調査(定期的に実施)において、調査スコアが継続的に前回を上回ることを目指します。

なお、各目標・KPIの2025年度実績は、次のとおりです。

目標・KPI2025年度実績
鉄道事業における有責事故:
ゼロの継続
バス・タクシー事業における死亡事故:
ゼロの継続
有責事故ゼロを継続
*近畿運輸局長より運転無事故表彰を受賞
有責死亡事故ゼロを継続
自然災害への対応力:継続的な強化木津-木幡駅間の擁壁補強工事を実施
地域における鉄道の交通分担率:
増加に転換
(前回(2021年度)近畿圏パーソントリップ調査での沿線地域における鉄道の交通分担率:14.6%)
※定住や鉄道の利用促進に向けて行政や民間企業・学生団体等と協働した取組(例:ハイキングや駅前の賑わいづくり)やスムーズな移動の実現(QR乗車券・クレジットカードタッチ決済への対応等)を引き続き実施
賃貸物件の魅力度向上:継続的な更新谷上SHビル・トイレ改装 など
共創を起点とした関係人口の創出:
共創案件や観光客数の継続的な増加
【共創案件】
[いろどりBASE] 谷上・鈴蘭台
[段ボール回収所]長田・鈴蘭台西口
その他 花山・大池・丸山・神鉄道場において共創案件を実施
【観光客数の継続的な増加】
有馬温泉駅の定期外乗車人員481,993人(前年度比△5.0%)
*中国人旅行客数の減少の影響など
事業領域の拡大:
不動産事業エリアの拡大・
新規事業の創出
【不動産事業エリアの拡大】
大阪府摂津市・東京都葛飾区・東京都立川市賃貸マンションの取得等
【新規事業の創出】空き家管理等事業の拡大
神鉄グループにおけるCO₂排出量
(スコープ1・2):
2013年度比△46%(2030年度)
2013年度比△30.3%(前期比△2.8pt)
エンゲージメント調査スコア:
継続的な向上
2025年12月調査スコア 63.90点(前回調査比+0.50点)
※神戸電鉄(単体)