ご利用の皆様へ
保安監査に基づく勧告を受けて
−有馬口駅構内列車脱線事故−
1月22日および2月4日に惹き起こした有馬口駅構内における列車脱線事故により、世間をお騒がせし、ご迷惑
をおかけしたことに加え、鉄道の安全に対する不信感、不安感を多くの皆様に与えましたことは誠に申し訳なく、深
くお詫び申しあげます。
今回の事故を受け2月6日から2月8日の間および2月10日に実施された国土交通省近畿運輸局による保安監査
に基づき、本日当社に対して勧告が発せられました。当社といたしましては、これを厳粛に受けとめ、「安全はすべ
てに優先する」という鉄道の原点に立ち返り、全社を挙げて安全の確保に必要な体制を再構築し、二度とこのような
事故を起こすことのないよう取り組む所存であります。
勧告の中で、@有馬口駅構内のレールの一部で磨耗限度を超えていた箇所が1箇所あったこと、A一回目の事故を
起こした車両の車輪の一部の転削が適切でなかったこと、B一回目の事故発生時に列車防護のための信号を運転士が
発しなかったこと、C二回目の事故発生時に運転士が脱線に気付かず再度列車を起動させようとしたこと、の4点が
指摘されました。
指摘されたこれらの事実に対しましては、直ちに当該レールの交換、車輪転削方法の改善ならびに運転指令者およ
び全乗務員に対する指導の徹底を、実施いたしました。さらに、全線におきましてレールの一斉点検を実施し、異常
が無いことを確認しております。
また、勧告の中で指示された改善事項(下記をご参照ください。)につきましては、実施計画を策定し、確実に実施
してまいります。
なお、事故原因につきましては、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会および兵庫県警による調査が現在も続けら
れており、当社といたしましては、これに全面的に協力するとともに、財団法人鉄道総合技術研究所に調査を依頼す
るなど原因の究明に努めております。
最後に、今回の事故により、ご利用のお客様をはじめ多くの皆様に多大なご不便、ご迷惑をおかけしましたことを
重ねて深くお詫び申しあげます。
以 上
平成18年2月24日
神戸電鉄株式会社
【指示された改善事項】
勧告の中で、下記の事項について、改善のための具体的実施計画を策定し平成18年3月23日までに報告する
とともに、その後の実施状況を四半期末ごとに報告
することが指示されました。
記
1.事故の原因を究明するとともに、施設及び車両の保守管理全般について調査した上で、安全管理上の問題
を明らかにし、対策を講ずること。
2.鉄道事業に従事する役職員に対し、安全の確保に必要な教育及び訓練の実施を徹底すること。
3.安全の確保に必要な設備投資、修繕費及び要員の確保について再検討するとともに、その結果を経営計画
に反映させること。
4.有馬口駅構内の37kgレール用分岐器の交換が完了するまでの間は、当該分岐器の基準線側への鎖錠を継続
するとともに、他の37kgレール用分岐器についてその改良が終わるまでの間は、転削直後の車両を当該分
岐器の分岐側へ乗り入れないこと。
以 上 |
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